小規模事業者持続化補助金でできるDXとは?中小企業の実践ヒント集

2025/05/09
2025/05/09

はじめに|「DX=大企業のもの」と思っていませんか?

ごえん株式会社の社内ITコーディネータの小野寺です。

「デジタル化はうちにはまだ早い」

そんな声を、私たちは現場で何度も耳にしてきました。

ですが、中小企業こそDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む価値が大きいです。特に、国の支援策である「小規模事業者持続化補助金」を活用すれば、初期投資のハードルを大きく下げることができます。

この記事では、DXに踏み出す中小企業に向けて、補助金活用の具体例や注意点をわかりやすく解説します。

小規模事業者持続化補助金とは?DXにも使えるの?

「小規模事業者持続化補助金」は、商工会議所・商工会の支援のもと、販売促進や業務効率化などに必要な経費を補助する制度です。要件を満たすことで、**最大で50万円(※条件により増額あり)**の補助が受けられます。詳しくは商工会議所・商工会にご相談ください。

■第17回公募について

2025年5月1日から申請受付が開始されました。詳細な公募要領や申請方法については、公式サイトをご確認ください。

■対象経費の例(DX活用に関係するもの)

  • ホームページの新規制作・改修
  • 顧客管理システムの導入
  • クラウド会計や受注管理ツールの導入
  • SNS広告などのオンライン販促
  • 在庫管理・発送のシステム化
  • AIツールの導入や活用(要件に合致する範囲で)

このように、DXを推進するツールや外部パートナーとの連携費用も対象になるため、業務のデジタル化に活用が可能です。

実例紹介|ごえん株式会社が支援した中小企業のDX活用事例

ごえん株式会社では、小規模事業者持続化補助金を活用したDX支援を多数行っています。以下は実際にご支援した企業様の一部事例です。

◎事例①:コーポレートサイトの改修とリクルートコンテンツの制作

補助金を活用し、企業イメージを刷新するコーポレートサイトへと改修。特にリクルートページを強化することで、採用活動の質と応募数が向上しました。中小企業にとって人材獲得は大きな課題ですが、Web上の発信強化によって打開の糸口をつかんだ好例です。

◎事例②:ECサイトの新規構築

これまで対面営業が中心だった事業者に対し、ECサイトの新規立ち上げを支援。補助金を活用することで、初期費用の負担を抑えつつ、新たな販路の獲得と業務のデジタル化を実現しました。運用後はオンライン経由の売上比率が大きく伸長しています。

◎事例③:EC在庫連携システムの導入

複数のモールで商品を販売していた企業に対して、在庫情報を一元管理できるシステムを導入支援。これにより人手による在庫更新作業を削減し、誤出荷や機会損失も防止。DXによる業務効率化の成果が明確に現れたケースです。

※ごえん株式会社は、これまでも小規模事業者持続化補助金について情報を提供してまいりました。 https://goen-inc.com/column/subsidy_0002/

今後の活用視点|AI導入も視野に入れたDXへ

昨今では、ChatGPTをはじめとした生成AIや業務自動化ツールの導入も、補助金対象の範囲として検討され始めています(具体的な補助対象は公募要領を要確認)。

■中小企業におけるAI活用の例:

  • 顧客対応の自動化(チャットボットなど)
  • 商品説明文やSEOコンテンツの生成
  • 問合せフォームの営業メール送信

AIは少人数体制でも高い業務効率を実現できる手段として、今後ますます注目されていくでしょう。

DX導入の第一歩|中小企業が補助金を活用する際の注意点

補助金は非常に心強い支援策ですが、注意すべき点もいくつかあります。

■補助金活用時のポイント

  • 計画書の内容が非常に重要(具体的な成果目標や数値化が求められます)
  • DX導入が「経営課題の解決」につながっている必要がある
  • 採択されたあとも、実績報告や帳票管理が求められる

申請書の作成は一人で完結するのが難しいケースも多いため、専門家や商工会議所に相談することをおすすめします。

DX導入で何が変わる?中小企業にこそ必要な理由

■DXで得られる3つのメリット

  1. 属人化の排除 → 業務をマニュアル化・ツール化することで、誰でも対応できる体制に。
  2. 顧客対応の迅速化 → データの一元管理で、問い合わせ対応や発送のスピードがアップ。
  3. 業績の可視化 → 売上・在庫・広告効果などをリアルタイムで分析できるように。

中小企業では特に、限られた人数で複数業務を回す必要があるため、DXによる効率化は売上や生産性に直結します。

ごえん株式会社では、補助金活用からDX実装まで支援可能です

「課題解決のために、どのITツールを導入していいかわからない」

「DXの経費に利用できる補助金や助成金の情報がほしい」

そういったお悩みに、

■ごえんの支援内容(一例)

  • ヒアリングと課題解決の要件まとめ
  • 要件にあった補助金や助成金の情報提供
  • ECやAIを含むDXツールの選定と導入支援
  • 導入後の運用や保守の伴奏支援
  • DXに関わるリスキリングや講習の御案内

ご相談は無料です。ぜひ一度ご相談ください。

まとめ|「補助金 × DX」で一歩先を行く経営を

DXは大きな変革ですが、補助金を活用すれば身近な第一歩から始めることができます。

国の制度を味方につけ、少しずつでも業務のデジタル化を進めていくことが、中小企業の未来を左右すると言っても過言ではありません。

「まず何から始めればいい?」という方は、ぜひ一度ごえん株式会社までご相談ください。

補助金をチャンスに変える、そのお手伝いをいたします。