インターネットと物流の進化により、越境ECは国境を越えた新たなビジネスチャンスとして注目されています。日本国内の市場が成熟する一方で、海外市場には無限の可能性が広がっています。しかし、越境ECを始めたいと思っても、何から進めていけばいいか分からない…という方は少なくありません。
そこで今回は、越境ECの始め方をテーマにお届けしていきます。また、越境ECでおすすめのWASABI SWITCH(旧名:WORLD SWITCH)も紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
越境ECとは何か?
越境ECとは、企業が自国以外の海外市場に商品やサービスを販売する電子商取引の一形態を指します。企業は国内市場にとどまらず、世界中の顧客にリーチすることが可能になりますが、国際的な要素が加わることで、より複雑で多岐にわたる要素を考慮する必要があります。例えば、言語や文化の違い、関税、物流、現地の法律などが越境ECを特徴付ける要素です。
越境ECの始め方
続いて、越境ECの始め方を見ていきましょう。
越境ECの始め方1.商品の準備
越境ECを始める第一歩は、販売する商品の準備です。日本製の商品は、品質の高さや安全性から世界中で高い評価を得ています。しかし、「日本の商品なら何でも売れる」という考え方では失敗する可能性があります。
まず重要なのは、販売対象国で需要のある商品を選定することです。ターゲット国の市場調査を徹底的に行い、現地の消費者が求める商品やトレンドを把握しましょう。また、各国で異なる法規制や基準に適合する商品であることも確認が必要です。
さらに、商品の梱包や説明書も重要です。海外市場では、日本語以外の言語で説明を付けることが必須となる場合があります。特に、商品が技術的なものである場合、正確な翻訳と現地の文化に配慮した表現が求められます。
越境ECの始め方2.販売する国とターゲット層の設定
次に、販売する国とターゲット層を明確にします。国ごとに消費者の嗜好や購買行動は異なります。市場調査を行い、現地の文化、経済状況、そしてインターネット普及率を把握することが重要です。また、同じ国の中でも、年齢層や地域によって需要が異なるため、細分化したターゲット設定が必要です。
ターゲット層を設定する際には、購買プロセスを想定することも役立ちます。顧客がどのような経路で商品を知り、購入に至るのかを予測し、マーケティング戦略を構築しましょう。
越境ECの始め方3.出店方法を決める
販売国と商品が決まったら、次は出店方法を選びます。越境ECには大きく分けて以下の2つの方法があります:
モール型プラットフォームへの出店
モール型プラットフォームとは、Amazonや楽天など、越境ECに対応し、すでに多数のユーザーが集まる大規模なプラットフォームを指します。これらは集客力が高いため、初心者にとって最適です。
ただし、プラットフォームごとの利用規約や手数料体系を確認する必要があります。また、進出先の海外の ECモールやEC サイトサービスで出店する方法もあります。有名なECモールとしては、Amazon・ebay・Lazada・天猫国際・京東国際などが挙げられます。
自社ECサイトの構築
自社ブランドを強調したい場合は、自社ECサイトを構築する方法が適しています。この場合、サイトの設計や運用、SEO対策、さらには広告運用など、多方面の知識とリソースが必要です。しかし、自由度が高く、長期的なブランド戦略には効果的です。–
どちらを選ぶにせよ、現地での物流や決済手段の選定も重要です。特に、顧客にとって使いやすい決済方法を提供することは信頼構築に直結します。
越境ECの始め方4.マーケティング戦略の立案
越境ECの成功には、効果的なマーケティングが不可欠です。現地市場に合わせた広告展開やSNSの活用が鍵となります。特に、海外での口コミやレビューは消費者の購買行動に大きく影響します。
現地のインフルエンサーやメディアと連携することで、ブランドの認知度を高める手段もあります。また、ターゲット層が主に利用するプラットフォームやSNSを調査し、それに合わせた広告キャンペーンを展開しましょう。
越境ECの始め方5.運用体制の構築
最後に、越境ECをスムーズに運用するための体制を整えます。
物流:配送業者の選定や発送フローの構築。追跡可能な配送サービスを提供すると、顧客満足度が向上します。
カスタマーサポート:現地語で対応できるカスタマーサポート体制を整えましょう。迅速かつ丁寧な対応が信頼を生む要素です。
データ分析:販売データを分析し、商品の売れ筋や顧客の動向を把握します。これにより、次の戦略を効率的に立案できます。
WASABI SWITCH(ワサビスイッチ)とは?
WASABI SWITCHは、海外にも対応したネットショップ運営システムです。「楽天市場」や「イーベイ」など国内外のECモールに一括で出品できるほか、商品情報の自動翻訳にも対応。
辞書登録機能を活用することで、専門用語も自然な翻訳を実現します。また、複数モール間での在庫連携が可能で、欠品や二重受注によるトラブルを未然に防ぎます。
さらに、受注状況を一元管理できるため、運営業務の効率化が図れます。海外発送用の送り状発行機能にも対応しており、国際取引もスムーズです。
WASABI SWITCHの料金
WASABI SWITCHのBASICは初期導入費用が550,000円(税込み)、月額費用が330,000円と導入のハードルが高かったのですが、そこで新たにお手頃なLITE版が登場しました。越境ECをスタートしやすいシンプルな機能のみであるものの、WASABI SWITCH LITEは、基本的に月額費用は0円です。ただし、売上が月100,000円以上を超えると、5%(税込)の従量課金が適用されます。
なお、利用開始から1年が経過しても従量課金が発生しない場合、以後は毎月11,000円(税込)の固定費がかかります。
まとめ:越境ECの始め方を徹底解説!オススメシステムWASABI SWITCHも紹介!
いかがでしたか?今回の内容としては、
・越境ECは、海外市場にも商品を販売できるビジネスチャンスを得る
・越境ECを始めるには、商品の準備、販売国の市場調査、ターゲット層の設定などが必要
・出店方法としては、モール型プラットフォームに出店するか、自社ECサイトを構築する方法がある
・マーケティング戦略と運用体制の整備が成功の鍵となる
以上の点が重要なポイントでした。越境ECは無限の可能性が広がっているものの、考慮しなければならない点が多くあります。何から考えていけばいいのか?という点については、今回の内容を参考にしていただければと思います。
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