ECサイト運営の基本 かご落ちとは?対策法もご紹介します!

2025/02/21
2025/02/28

ECサイトを運営していると、「カゴ落ち(カート放棄)」という現象に直面することがあります。

これは、ユーザーが商品をカートに入れたものの、最終的に購入せずにサイトを離れてしまうことを指します。

私のようにカートに入れたまま寝落ちしちゃって購入しそびれていた!なんてユーザーもいるかと思いますが、根本的な理由は他にもあります。

この記事では、EC運営側が気になるカゴ落ちが発生する主な理由と、それを防ぐための具体的な対策について詳しく解説します。

カゴ落ちとは?

冒頭でも説明したのですが、「カゴ落ち(カート放棄)」とは、ユーザーがECサイトで商品をカートに入れたにもかかわらず、最終的に購入手続きを完了せずにサイトを離れてしまうことを指します。

カゴ落ち率は業界やサイトによって異なりますが、一般的には60〜80%と言われています。思ったより高い割合ですよね。

これは、多くのECサイトにおいて大きな課題となっており、適切な対策を講じることで売上の向上が期待できます。

カゴ落ちが発生する主な原因

カゴ落ちが発生する理由はさまざまですが、主に以下のような原因が考えられます。

① 予想以上の追加費用が発生する

多くのユーザーは、商品価格だけを見て購入を検討しています。しかし、いざカートに進むと、

  • 高額な送料
  • 手数料
  • 税金

などの追加費用が発生し、購入をやめてしまうケースがあります。

② 会員登録の手間がある

購入のために会員登録が必須となっている場合、ユーザーは手間を感じて離脱することがあります。特に初めて利用するサイトでは、個人情報の入力が負担に感じられることが多いです。

③ 決済方法が限定されている

クレジットカード決済のみ、特定の決済手段に限定されていると、ユーザーが希望する支払い方法が選べず、離脱してしまう可能性があります。

④ 配送期間が長い

ユーザーはすぐに商品を受け取りたいと考えていることが多いため、配送期間が長いと購入を見送ることがあります。

⑤ サイトの使い勝手が悪い

  • カート画面が複雑
  • 戻るボタンでエラーが発生する
  • スマホ対応が不十分

といったサイトの使い勝手の悪さも、カゴ落ちの要因となります。

カゴ落ちを防ぐための対策

カゴ落ちを防ぐためには、ユーザーの離脱を防ぐ工夫が必要です。以下の対策を実施することで、カゴ落ち率の低減につながります。

① 追加費用を明確に表示する

ユーザーが購入前に、送料や手数料を明確に把握できるようにしましょう。

  • 商品ページで送料を明示する
  • 一定金額以上の購入で送料無料にする
  • 料金シミュレーションを導入する

などの工夫が効果的です。

② ゲスト購入を可能にするのも一つの手

会員登録を必須にせず、ゲスト購入を選択できるようにすることで、ユーザーの負担を軽減できます。

ゲスト購入も可能にしてあげながら、会員登録してもらったお客様にはゲスト購入では体験できない便利さや特典をPRして、会員登録してもらいやすい工夫をして行くとよいでしょう。

③ 多様な決済方法を導入する

クレジットカードだけでなく、

  • コンビニ決済
  • 銀行振込
  • スマホ決済(PayPay、楽天ペイ、amazonPayなど)
  • 後払いサービス

など、複数の決済方法を導入することで、ユーザーの利便性を向上させます。 特に日本ではamazonPayを利用するユーザーは多いそうです。ペイディも伸びていますね。 対応できるようであればぜひ!

④ 配送スピードを改善する

可能であれば、即日発送や翌日配送を導入し、配送スピードを向上させましょう。また、配送予定日を明確に記載することで、ユーザーの不安を軽減できます。

⑤ スマホ対応を強化する

今ではスマホから購入する方が大半ですから、 購入体験はモバイルフレンドリー(スマホで見やすい)デザインを採用し、

  • 文字サイズやボタンの最適化
  • カート画面のシンプル化
  • スムーズな決済フロー

を意識することが重要です。

⑥ カゴ落ち対策メールを送る

カゴ落ちしたユーザーに対し、

  • カート内の商品を再確認するリマインドメール
  • 割引クーポンの配布

を実施することで、購入を促進できます。 shopifyを始め、カゴ落ちメール機能がついているECカートも多いです。

まとめ

実際、ネットショップのカートに入れたまま迷っている時、絶妙なタイミングでLINEのメッセージが来たり、 忘れた頃にメールが届いたりすると…ついつい購入してしまったりしませんか。
私はよくあります!少なからず私のように策にハマるユーザーはいるということですね。

だからこそ、カゴ落ち対策は決して無駄にはなりません。

お使いのECプラットフォームの機能を活用し、しっかり対策していきましょう!