見えなかった品質を可視化する。ステンレスねじメーカーの撮影改革。

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ささげ商品カタログ商品撮影部品ステンレスねじBPO
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ご依頼内容・課題

 

私たちの生活を支えるあらゆる機械や建造物、その接合部に欠かせないのが「ねじ」です。中でも、錆びにくく強度に優れたステンレスねじは、医療機器から食品プラント、海洋設備に至るまで、極めて高い信頼性が求められる現場で選ばれ続けています。今回ご紹介する部品製造T社様は、このステンレスねじの製造に特化し、その確かな技術力で日本の産業を陰ながら支えてきた専門メーカーです。

T社様の製品は、一見どれも同じように見えるねじの中に、精密なネジ山の加工や美しい表面仕上げなど、熟練の職人技が凝縮されています。しかし、その「品質の高さ」を、顧客である設計者や調達担当者に視覚的に伝えることに、長年課題を感じておられました。

 

【課題とご提案】

これまで、T社様では自社で製品撮影を行っていましたが、金属特有の光沢や細かな形状を綺麗に捉えることは難しく、カタログやウェブサイトに掲載された写真は、本来の製品の魅力を十分に伝えきれているとは言えませんでした。「私たちのねじは、単なる部品ではなく、お客様の製品の品質を保証する重要な要素です。その信頼感を、写真一枚で感じ取ってもらえるようにしたい」。T社様の担当者様は、熱く語ってくださいました。また、T社様では毎月一定の新しい部品を製造しており、その都度発生する撮影業務の負担も小さくありませんでした。不定期な撮影依頼は、社内のリソースを圧迫し、本来の業務である製造や開発に集中できない状況を生み出していました。安定したクオリティで、かつ計画的に撮影を進められる体制の構築。それが、T社様が抱えるもう一つの大きな課題でした。

 

実施内容

 

ごえんは、T社様の「品質を可視化したい」という想いと「撮影業務の効率化」という課題に対し、単なる撮影代行ではなく、製品の魅力を最大限に引き出し、かつ持続可能な撮影体制を構築するためのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)プランを提案しました。

1. ジュエリー撮影の技術を応用した「魅せる」撮影
ステンレスねじの最大の魅力である「美しい光沢」と「精密な形状」を表現するため、私たちはジュエリーやアクセサリー撮影で培った高度なライティング技術を応用しました。金属の質感を生かしつつ、不要な映り込みを抑え、ネジ山の一つひとつまで鮮明に捉えることで、まるで工芸品のような美しさを感じさせる写真を撮影。T社様の製品が持つ「信頼感」を、視覚的に訴求することに成功しました。

2. 定期的な作業枠確保による、計画的な撮影運用
毎月発生する新製品の撮影に対し、ごえんはT社様専用の作業枠を定期的に確保する契約形態を提案しました。これにより、T社様は撮影の都度、業者を選定し、スケジュールを調整する手間から解放されました。また、ごえん側でも計画的にリソースを配置できるため、安定したクオリティの写真を、納期通りに納品する体制が整いました。

3. 「ささげ(撮影・採寸・データ編集)」の一元化で、業務負荷を大幅削減
撮影だけでなく、製品の採寸や、カタログ・ウェブサイト掲載用のデータ編集までを一括して請け負う「ささげ」サービスを提供しました。T社様のスタッフは、製品と製品資料をごえんに送るだけで、高品質な商品画像と、カタログシステムに登録するだけのデータを受け取ることが可能に。これまで撮影やデータ作成に費やしていた時間を、本来の業務である製品開発や顧客対応に充てることができるようになりました。

 

実施した成果

 

顧客からの「写真が綺麗で、製品の質感がよく伝わる」という高評価がありご満足いただきました。

・カタログ作成にかかる社内スタッフの業務負荷の大幅な軽減

・自社製品への誇りの再確認、社内モチベーションの向上

T社様の担当者様からは、「ごえんさんにお願いして、本当に良かったです。写真のクオリティはもちろんですが、私たちの想いを深く理解し、一緒に良いものを作ろうという姿勢に、とても感謝しています」という、大変ありがたいお言葉をいただきました。

今回の成果は、T社様が自社の製品に絶対の自信を持ち、その価値を顧客に伝えたいという強い想いがあったからこそ、実現できたものです。ごえんは、その想いを形にするための「環境づくり」と「伴走者」として、これからもT社様の挑戦をサポートし続けてまいります。