補助金申請を検討するうえで、補助金に関わる用語についてはある程度理解していなければなりません。
今回は、最低限知っておくべき「採択」をテーマにお届けしていきます。「採択率を上げる方法」や「採択後の流れ」などを紹介していきますので、ぜひご覧ください。
目次
補助金で知っておくべき用語について
まずは、補助金で知っておくべき用語について見ていきましょう。
採択とは?
補助金は、申請すれば誰でも受け取れるものではなく、審査があります。そして、事務局が交付を受ける事業者を選ぶことを採択と呼びます。
申請を出して採択されるかどうかは、提出した書類や要件に合っているかなどが関係しています。
交付とは?
補助金の給付のことを交付と言います。補助金を受けることが決定した事業者は、必要な経費等を申請し、それが受理されると交付決定通知書が通知されます。
実施とは?
実施とは、補助が認められた事業者が、申請した内容どおりに事業を実施することを指します。場合によっては、中間審査や状況報告がおこなわれることもあります。
報告とは?
報告とは、補助事業でおこなった内容を写真や文章を使って報告することを言います。
検査とは?
検査は、事務局側が申請された情報をチェックすることを指します。必要となる写真や文章などの情報は適切でなくてはならず、資料が足りていなかったりミスがあると再提出を求められます。また、検査にてヒアリング、現場調査がおこなわれる場合もあります。
確定とは?
確定は、補助金額の決定のことを指します。補助事業が適切におこなわれたことが認められれば、補助金額確定通知が送られます。
請求・入金とは?
確定した補助金額を補助事業者が請求し、事務局が金額を入金することを指します。
補助金採択後の流れ
補助金採択後の流れとしては、採択が決定すると採択通知が郵送され、その後交付申請書を提出して交付決定されれば、補助事業を開始します。(補助金によって、定期報告書や巡回指導あり)
補助事業の報告としては実績報告書を提出して、検査が通れば支給額の最終確定となります。そして、清算払い請求をして補助金が振り込まれます。
これが、補助金採択から入金までの基本的な流れになります。覚えておくべき用語の順番も補助金に関わる流れ通りでしたので、理解いただけたのではないでしょうか。
採択率を上げるには?
採択されなければ補助金を受ける対象になりませんので、採択率を上げることが大切です。続いて、採択率を上げる方法を見ていきましょう。
公募要領をよく読むこと
公募要領に合っていなければそもそも採択されませんので、公募要領をよく読んで理解することが、採択率を上げるためには第一に大切です。補助金と一口にいっても様々な種類がありますが、公募要領を理解することは、どの補助金においても基本となります。
伝わりやすい内容で申請書を作成する
申請書は、専門用語や業界用語はなるべく使わず、伝わりやすい内容で作成しましょう。審査する側が理解しにくければ、採択される確率は下がってしまいます。
また、補助金が必要である理由を明確にして、補助金事業に沿った事業計画を立てましょう。
補助事業の内容・効果をしっかり記載
補助事業の内容がペラペラであったり、これで本当に効果が得られるのか?と思われてしまえば採択されないため、説得力のある内容をしっかり記載する必要があります。
どのような顧客をターゲットにして、どのようなサービスを提供するのか、そしてどのような強みを活かすのか?等、具体的にすることです。
まとめ:補助金の採択とは?「採択率を上げる方法」や「採択後の流れ」を紹介!
いかがでしたか?今回の内容としては、
・補助金は、申請すれば誰でも受け取れるものではなく、審査がある
・事務局が交付を受ける事業者を選ぶことを、採択と呼ぶ
・補助金は採択されて終わりではなく、その後適切な実施が求められて検査もある
・採択率を上げるには、公募要領をよく理解して伝わりやすく具体的に記載する
以上の点が重要なポイントでした。補助金を検討する場合、まずは用語の理解が必要です。そして、採択されなければ補助金は受けられませんので、今回の内容をご参考にしていただければと思います。
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