皆さんの楽天市場サイトで扱っている商品は、「女性向けの商品」「男性向けの商品」どちらでしょうか?
中には、性別差のない商品を扱っている方もいるかもしれません。
楽天市場に限らず、あらゆるネットショップで「誰に向けて販売するのか」を意識することはとても重要なポイントです。
今回は、楽天の商品ページ(商品LP)を作り込むにあたって、「性別」という視点から、ターゲットに合わせた見せ方について考えていきます。
目次
現在の商品ページは「ターゲット」に寄り添っていますか?
「女性向けなら写真を大きく、男性向けならスペック重視で。」 そんな話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか? ネットショップを運営していると「性別によって響くポイントが本当に違うな…」と感じる場面がよくあります。
どんな見せ方がそのターゲットに刺さるのかを意識するだけで、ページの成果が変わることも少なくありません。
これまで当コラムでは、楽天ショップ全体の“顔”とも言えるトップページ仕様変更についていくつか記事を書いてきましたが、今回は視点を変えて「商品ページ」にフォーカス!
性別による購買傾向の違いをふまえたページ設計について、ご紹介していきます。
「商品ページ、なんとなく作ってるかも…」と感じている方のヒントになればうれしいです!
女性向けに作るなら、まず「共感」と「イメージ」がカギ!
楽天市場で「女性をターゲットにした商品ページ(LP)」を作るなら、最初に意識しておきたいのは、「共感できるかどうか」と「パッと見たときのイメージの良さ」。
よく「男性は論理で買い、女性は感情で買う」なんて言われたりしますが、楽天の商品ページでもその傾向ってかなりあるんです。
女性向けページって、どんな工夫をしたらいいの?
- 見た目の印象、大事!
テキストで細かく説明するよりも、まずは「なんかいいかも」って思ってもらえるような、写真やイラストで魅力を伝えるのが効果的です。 - ストーリーやシーンで想像させる
「こんなときに使いたい!」「わたしもこうなりたい!」って想像できるような体験談やシーン提案が、グッと心をつかみます。 - ふわっとした言葉も大事
たとえば「ふんわり」「とろける」「さらさら」みたいな、感覚で伝わる言葉は、女性ユーザーの想像力をくすぐるんですよね。 - ちょっと前向きになれるコピーを添えてみる
「これがあると、毎日がちょっと楽しくなるかも」みたいな、ポジティブなメッセージがあると、購入の後押しになります。
スマホで見られることも多い楽天の商品ページ。 だからこそ、文字ばっかりよりも、パッと伝わる見せ方が大事です。感情やイメージで「いいかも!」と思ってもらえるように、デザインや言葉選びでやさしく背中を押してあげるのがポイントですよ◎
男性向けに作るなら、「納得感」と「スペック感」を意識しよう!
楽天市場で男性ユーザーをターゲットにする場合は、「この商品、ちゃんといい理由があるんだな」って理屈で納得してもらえる見せ方がカギになります。
男性向けページで意識したいポイント
- 数字やデータで納得させる
たとえば「◯◯成分配合で△%改善」「業界最軽量〇〇g」みたいに、具体的な数値や実績を使ってメリットを伝えると、男性ユーザーの信頼感がグッと上がります。 - 結論からハッキリ伝える
あれこれ前置きを重ねるより、「結局どういいの?」がすぐわかるような端的なコピーや構成が好まれます。 - すっきり・無駄のないデザイン
ゴチャついたページよりも、情報が整理されていて見やすいレイアウトの方が、じっくり読んでもらえやすくなります。 - 「最新・高性能・限定」などのワードに反応しやすい
「他よりも優れている」「スペックがすごい」みたいな要素を、理屈でしっかり伝えると、興味を引きやすくなります。
最近は、「男性=理屈派」「女性=感覚派」みたいな分け方はちょっと古いって言われたりもしますが、平均的な傾向としてはまだまだ参考になるポイントです。
実際、2025年のある調査では、「文章だけのページ」よりも「デザインされたビジュアル重視のページ」の方が購買意欲が湧くと答えた男性が約6割もいたんだとか。
つまり、男性だって「見た目の印象」にはけっこう敏感だったりします。
だからこそ大事なのは、
「とりあえず男性だからスペックで攻めよう!」じゃなくて、商品の特性やターゲットのタイプに合わせて、論理とデザインのバランスを考えること。
楽天の商品ページでも、「この数字、信用できそう」「この写真、イメージしやすいな」って思ってもらえるような設計を意識すると、購買への後押しにつながりますよ◎
ターゲットが両方の場合はハイブリッドがおすすめ!ポイントは…財布の紐?
日用品や贈り物など、ターゲット(購入者)に性別が関係ない場合もありますよね。そういう場合はどう考えればいいでしょう?
男女どちらも対象にした商品・サービスでも、実際に購入を決めているのは誰か?
…これはとても重要なポイントです。
複数の調査結果によると、家庭内の購買決定権は女性が握っているケースが圧倒的に多いことがわかっています。
そう、「財布の紐を握っているのは奥さん(お母さん)!」という場合が多いということです。
たとえば…
- MaVie社の調査(2021年)
- 「家庭用商品の購入は妻が決める」→ 約80%
- 「夫婦で決める」も増加傾向(特に30〜40代前半のミレニアル世代)
- ハー・ストーリィ社の調査(2019年)
- 既婚女性500人対象
- 49品目中**44品目(約90%)**で妻が購入に影響
- 子ども用品は全品目で「妻の意見が決定打」
このような調査結果が報告されています。
なぜこれが重要なのか?
たとえ男女両方をターゲットにした商材でも、何かを一緒に選ぶ場合、「女性が納得するかどうか」がコンバージョンに直結する可能性が高いということになります。
男女ターゲットの場合は、ハイブリッド商品LPが効果的!
例えば夫婦で商品を一緒に選ぶ場合は、やっぱり二人とも納得して商品を選びたいはず。
女性向けに作った商品ページだと男性からすると情報が足りず、男性向けに作った商品ページだと女性の支持を得られる共感や感情に訴える要素が足りません。
そこで、おすすめするのは「ハイブリッド型」!!
ビジュアルやストーリーで引き込んでおいて、後半にしっかりスペックや情報などを載せておくと、男女ともに納得のいく商品ページに仕上がります。
女性に響く要素
- 共感や感情に訴えるコピーやストーリー
- ライフスタイルに寄り添ったビジュアル
- 「私にぴったり」と思える具体的なシーンやベネフィット
男性に響く要素
- スペックや数値など論理的な説明
- 実績・レビューなどの安心材料
- 比較表や価格メリットなどの情報整理
ハイブリッドにまとめるなら…
- 最初にビジュアルやストーリーで感情を引き込む
- 中盤〜後半で論理的な情報を丁寧に提示する
- 安心感と背中を押す要素を配置
「ターゲット」だけでなく、「決定権」を持つ人の視点を忘れない。
それが、成果につながるLPづくりのカギです!
まとめ:ターゲット別の“見せ方調整”で売上アップを狙おう‼︎
楽天では「見せる技術」が武器になる!
商品ページは、ターゲットに合わせた“見せ方”ひとつで売上が大きく変わります。
「女性に刺さる見せ方」「男性が納得する情報設計」、どちらもしっかり押さえて、購買率アップを目指しましょう!
そして、商品ページだけで終わらせないのが売上アップの近道。
せっかく作った商品ページも、トップページからの導線が弱いと、見てもらえない・買ってもらえない、なんてことも…
楽天トップページも、今こそ見直しどきかも?
「商品ページに力を入れたからこそ、今度はトップページも見直したい」
そんな方のために、弊社では楽天トップページの改善サポートも行っています!
現在、従来のトップページは廃止され、楽天新店舗トップページ(新トップページ)への移行のタイミング。このタイミングで、トップページも見直してみませんか?
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