楽天GOLDでのPC版トップページがサービス終了?!一体どう変わるのか?事前の対策は?

2025/02/18
2025/03/03

楽天市場の店舗を運営されている皆様、楽天店舗のPC版トップページの仕様が大きく変わることを、ご存知でしょうか?

スマホ版トップページで楽天GOLDが使用できなくなったことは記憶に新しいと思いますが、PC版でも同様の仕様変更が行われることが発表されました。

「一体どのように変わるか想像できない」という運営者の皆様も多いかも。 どのように変わるのか、どんな準備をすればいいのか、良い点や悪い点など、解説していきます!

現在の楽天のトップページの作成方法は全部で3種類。

2025年2月現在、楽天の店舗PC版トップページの作成方法以下の3種類が挙げられます。

①楽天RMS PCデザイン>「トップページ編集」(以降RMSトップページ)
②楽天GOLD(以降楽天GOLDトップページ)
③新トップページ設定(以降新トップページ)

多くの店舗の①のRMSトップページ、②の楽天GOLDトップページのどちらかで作成されています。

この度、楽天からの公式発表で、
①RMSトップページ→9月末※
②楽天GOLDトップページ→12月末※

上記の日程でサービス終了が発表されました。
※2025/2/18現在

全てが③の新トップページに統合される形になります。 では、一体どう変わってしまうのでしょうか?

自分のサイトがPCでどのように見えるか見てみよう!

放っておいてスマホ版サイトがPCで表示されても、問題ないよ!という方はそれでOK、というのが今回の仕様変更。 「スマホ版はちゃんと綺麗にしてるし、大丈夫でしょ」と思っている貴方!ちょっと待ってください!

今回の仕様変更は、スマホ版トップページがPC用に整形されて表示されるようになるので、まず一度、現在のスマホ版トップページをPC版で見てみましょう!

店舗設定>トップページ設定>トップページ管理・編集>ページ一覧 ここから、該当のトップページの「プレビュー」ボタンで確認できます!

※プレビューでは、PC、スマホに加え、QRコードを読み込むことでアプリ版も確認できます。

…どうでしょうか?

スマホ版で綺麗に見えるように作った画像がPC版にも表示されるので、思っていた感じとはだいぶ違う印象で表示されるかもしれません。

特に文字の大きさなどは、スマホでちょうどいいものはPC版だと大きすぎる!!と感じるのではないでしょうか。

デザイン的にもユーザビリティ的にも、「PCでは大きすぎず、かつスマホの可読性を確保した画像」に作り直す必要が出てくるかもしれません。

テンプレートは超シンプル?!全ての店舗が同じ構成に!!

上記の画像は、弊社で運営している楽天サイトの新トップページです。 赤枠の部分(看板画像に店舗ロゴ、サイト名にサイドメニュー他)は、全ての店舗で全く同じ構成になります。

数多くの趣向を凝らして構築された楽天GOLDトップページを見てきましたが、HTML、CSSを反映することもできなくなるので、構成で店舗ごとのオリジナリティを出すのは至難の業になってきます。

まずは看板画像にこだわることでショップの個性が出てきます。

奇抜にするか…ハイクオリティにするか…はたまたロゴだけのシンプルなものにするか…どんな看板画像にするかが個性の出しどころですね。

コンテンツエリアはアイディア次第で色々できる!

コンテンツエリアは、各店舗で自由に内容を変えられるエリアです。

パーツを追加して設定していくだけで綺麗なサイトが簡単に作れる、現在のスマホ版トップページの編集画面で設定したものがそのままPCに表示されるようになります。

2025/02/18現在、新トップページのパーツは18種類が準備されており、それらを組み合わせて使用することでHTML、CSSの知識がなくてもサイトを組み立てていくことが可能になりました。

そして、あくまで「仕組み」を提供しているだけなので、アイディア次第でどんな使い方もできるのが最大のメリット!

例えば、「商品(条件指定)」ツール。 このツールは、条件を2つまで掛け合わせることができ、さらに並び順も設定できるため、こちらを使うと、

  • 全商品+新着順の設定=「新着商品一覧」
  • 全商品+商品価格の価格帯設定=「◯円以下の商品一覧」
  • 店舗内カテゴリ指定+レビュー評価順=「カテゴリ内人気商品リスト」

など、工夫次第でいろいろな商品一覧を作成できます!

※設置数には上限があります。

商品写真や画像を設置するタイプのツールはレイアウトも

  • 横スクロール(スライダー・カルーセル)
  • 縦配置(ただ並ぶだけ)

と選べるので、メインビジュアルでスライダー使いたい!という方も 大画像ツール+「横スクロール」を選べば、メインビジュアルスライダーとして使用できます。

JavaScriptの知識なんかも必要なくスライダーを設定できるのは嬉しいですね!

ただし制限も多く、その制限の中でも一番厄介だな…と感じるのは「一切デザインを編集できない」というところ。

なんといっても、テキストを掲載するだけでも、文字の色や大きさを変更することすらできません
本当は、強調したい部分を赤文字にするとか、ちょっとした注意書きは文字を少し小さくする、とかしたいですよね…

パーツ間の余白の調整など、今までHTMLやCSSで行ってきた調整が一切効きません。
とくにPC版は余白が一定でなく、みづらいな、と感じるところは多々あります。

楽天利用者が使用しているデバイスは、スマホ・アプリの割合が圧倒的に多いため、スマホ版、アプリ版の方はそれなりに綺麗に見えるようになっています。

PC版の方のレイアウトの気になる部分の改善は、今後に期待、というところでしょうか。
(楽天さん、是非お願いします。)

この各パーツの利用アイディアは、今後も情報発信していきたいと考えておりますので、乞うご期待!

「メリット・デメリット」と事前対策

メリット

  • HTML、CSSの知識がなくても作成可能!
  • パーツの組み合わせや使い方のアイディア次第で様々な情報が掲載できる!
  • 使い方を覚えれば更新作業なども自分たちでできる!
  • スマホ、PC、アプリすべてに掲載されるので更新作業は1箇所で完結!

デメリット

  • HTML、CSSが使用不可なので、デザインの調整は一切できない。
  • スマホ、アプリの表示に特化しており、PC版のレイアウトがイマイチ(今後に期待)
  • スマホとPCで画像の出しわけの機能がなく同じ画像が表示されるので、文字の大きさなどの工夫が必要。
  • レイアウトが全てのショップ同じになるので、画像のクオリティで個性を出す必要あり。

今回の仕様変更は、デメリットがあるからといって避けられるものではありません。でも、デメリットを理解しつつ、事前対策はできます!

今後ショップで個性を出すために必要になってくるのは、どうしても「画像のクオリティ」になってきます。
バナーなどは、「PC、スマホどちらでみても見やすいデザイン」を心がけなければなりません。

貴方のお店がどの年代をターゲットにしているかによって、この「見やすいデザイン」も変わってきます。その辺も考えてデザインできるプロに任せるのも1つの手かもしれません。

また、どのツールを使ってどんなコンテンツを掲載するかも事前に考えなければなりません。

切り替わってから慌てないように、事前に画像の修正やコンテンツの見直しなど対策しておくことを強くお勧めします。

まとめ

いかがだったでしょうか? 今回の仕様変更で、今までと根本的に違うトップページに変わってしまうことをお分かりいただけたのではないでしょうか。 「画像、作り直さないと…」「ちゃんとトップページ整えないと…」と思われた方は、是非弊社にご相談ください! お客様のご要望に合わせて、現PCトップページに出来るだけ近く移行するプランから、完全リニューアルをご提案するプランまで幅広くご用意しております!

こちらのページを是非ご覧ください!

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新トップページの機能を熟知したスタッフが、貴方の店舗の仕様変更の事前準備をお手伝いいたします!