熱戦が続く夏の全国高校野球選手権大会。
今年は第100回記念大会という事もあり、全体的に注目度も高いようです。
甲子園での明日の決勝戦を前に、今最も注目を集めている高校が
秋田県立金足農業高校、略して「カナノウ」。
甲子園で勝ち上がってくる高校はほとんどが強豪私立高ですが、
カナノウは公立高として大健闘していますね。
チームの躍進を支えているのはピッチャー・吉田輝星投手(3年)。
投げてよし、打ってよし、イケメンで華もある、と大注目されています。
そんな吉田投手といえば、気になるのが「歯」。
試合中、笑顔を見せる度に口元からのぞく歯が
「白すぎる」「輝いてる」「驚きの白さ」と話題に。
しかし、どうやら投げる時にかなり歯を食いしばるようで、
歯が欠けたことをきっかけに高2の時からマウスピースをつけるようにしているとのこと。
白すぎる歯に見えたのは、実際は『マウスピース』が光っているだけのようです。
(普段は紫やピンクといったオシャレな色のタイプを使っているようですが、
高校野球の大会規定で“白もしくは透明しかダメ”と決められているので今の状態になったそう)
カナノウが躍進を遂げるなか、「秋田朝日放送」のツイッターを見ると、8回に逆転した3回戦・横浜戦(17日)では
勝利の瞬間に「アアアアア…」と「ア」だけで28文字のツイートを発信。
投稿者である“中の人”を心配する声も寄せられるなど、こちらも大きな話題を呼びました。
吉田投手はスター性も兼ね備えていて、
名前のとおり、今大会の輝く星になっていますね。
野球素人の私が見ても制球がよく、
けん制、フィールディング、打撃などすべてが高水準で「桑田2世」とも呼ばれているようです。
また、精神面を見ても、試合中も終始落ち着いていて
試合後のインタビューでは「優勝します」など
強気な発言が飛び出すほどメンタルが強い選手だと感じました。
大リーグで活躍中の大谷翔平選手やフィギュアスケートの羽生結弦選手もそうですが、
近年の日本人選手はメンタルが強い選手が多く、大舞台でも臆することなく結果を出していますね。
残るは決勝のみ。
春のセンバツで優勝した大阪桐蔭はかなりの強豪チームですが、
私たち岩手県人だけじゃなく、東北人の殆どはカナノウ(金足農業)を応援していると思います。
頑張れカナノウ~!
【追記】
決勝戦ではカナノウの健闘むなしく、大阪桐蔭に敗れ準優勝に終わってしまいました。
“東北勢初の甲子園優勝”は先になりそうですが、
カナノウの大躍進に刺激を受けた人も多く、
カナノウの地元・秋田県でもJR秋田駅近くでパブリックビューイング会場が設けられるなど大盛り上がりだったようです。
吉田輝星投手の進路についても、
ドラフトで指名されるのではないか、大学進学を選ぶのではないか…と
様々な憶測が飛び交い、こちらも引き続き注目されることでしょう。
カナノウの皆さん本当にお疲れさまでした。