こんにちは。管理チームのコンノです。
去る10月22日に行われた【第48回衆議院議員総選挙】。
選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられてから初めて実施された総選挙でしたが、
みなさん投票には行かれましたか?
衆議院議員選挙と同時に、もうひとつの投票、
第24回最高裁判所裁判官国民審査
も行われましたが、ほとんどの方にとって馴染みのないものですよね。
※最高裁判所裁判官国民審査とは、
最高裁判所の裁判官を辞めさせるかどうかを国民が決める投票制度です。
国民審査では、投票する人は辞めさせたいと思う裁判官の名前の上に×印をつけ、
×印の票が有効投票数の過半数を超えた場合、裁判官を罷免させられます(辞めさせられます)。
今回の国民審査で、対象となった裁判官は全員信任されましたが、
過去を振り返ってみても、国民審査の投票によって
これまでに辞めさせられた裁判官は一人もいません。
国民審査において、裁判官の名前にバツをつける人はごくごく少数で、
×率は過去最高でも15.17%だそうです。
ちなみに、
よくわからないからといって白紙のまま投函すると、
「信任した」という意思表示になってしまうので、
信任もしたくないし不信任もしたくないよ~、という場合は
【そもそも用紙を受け取らない】という方法が良いそうです。
元最高裁裁判官の方の話によると、
裁判官の名前が記された投票用紙の一番右端、
つまり最初に名前を書かれた人が一番×をつけられる率が高いのだとか。
投票用紙の記載順序はくじ引きで決められるとのことですが、
記載順序によって×をつけられる数が増えるなんて、少し可哀相な気もします…。
今回の国民審査の結果を見ても、
やっぱり最初に名前を書かれた人が一番多く不信任票が入っていますね。
国民審査2017結果
氏名 ×得票数 ×率
小池 裕 4,688,017 8.56
戸倉三郎 4,303,842 7.86
山口 厚 4,348,553 7.94
菅野博之 4,394,903 8.02
大谷直人 4,358,118 7.96
木澤克之 4,395,199 8.02
林 景一 4,089,702 7.47
※ニュースサイトより抜粋
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20171024-00077325/
人間の心理として、ただなんとなく×をつけてみたい…
といった理由から、適当に最初の名前の人に×をつける人もいるのかもしれないですね。
Twitterなどを見ても、「国民審査って意味あるの?」
といった声が多く見受けられますが、
マスコミがもう少し報道するようになれば
国民の意識も少しは変わるのかな?…と個人的には思います。
ちなみに、私の友人は新聞社で働いていますが、
選挙の日は夜遅くまで仕事をするようです。
報道関係者の方々、本当にお疲れ様でした。