ふるさと納税は、ふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度のことです。
ごえん株式会社は平成29年の年末から、北上観光コンベンション協会内にあるふるさと納税プロジェクトチーム「きたかみチョイス」と。
そして令和元年より、西和賀町ふるさと納税プロジェクトチーム「にしわがチョイス」と提携しふるさと納税業務のサポートに取り組んでおります。
この一年も、ふるさと納税に関わりながら、私達は地元・北上市に魅力的な事業があり、優れた特産品が山のようにあることに驚く毎日でした。
始まったばかりの平成20年に81億円の規模だったふるさと納税は、平成30年には全国で5127億円の寄付をあつめる大きな「市場」に成長しました。
地方にとって大きな財源となる一方、なんとか自分たちの自治体にお金を集めようするあまり、ガイドラインに反するほどの過度な特典を目玉商品とし、さらに多額の広告費を寄付から捻出する自治体が問題にもなっています。
まるで、自分たちは一つの通販事業者であるかのようにライバルとパイを奪い合い、特典合戦を繰り広げる自治体の姿に、本来の目的である寄付という精神を忘れてしまっているのではないか?という指摘も多く、2018年は社会的な問題としても取り上げられたことも記憶に新しいできごとです。
そんな中にありながら、北上市は、寄付という精神の原点を見失うことなく活動を続けています。
「私たちの自治体には特産品など無い。カニや牛肉など、観光資源が豊富な自治体と比べて不利だ」
総務省のガイドラインに違反して、過度の返礼品と広告費で寄付を集めようとする自治体は口を揃えてそう主張します。
しかしそれは、自分たちの住んでいる地域から目を背けているだけなのではないか?と私たちは思います。
実際、北上に在住しているはずのごえんスタッフたちも、この事業に関わるまで「北上には展勝地と里芋くらいしか有名なものなど無い」と思っていました。
しかし、北上市のふるさと納税チームは「寄付という相互の思いやりの精神」「それに報いる地域ができるお礼」に真摯に目を向けつづけながら、チーム一丸となって「地のいいところ、すごい事業者、すばらしい特典」を発掘し続け、今では500点にせまる真心を込めた特典を用意し、寄付してくださるみなさまに感謝の気持ちとともに届け続けているのです。
そんな北上市のふるさと納税を応援したいという気持ちから、私達ごえんスタッフが、地域のお礼の品をスタッフ一人ひとりが紹介していきます。
「お得感」ではなく「こんな事業者やこんな産業が地方にもあるんだ!」という私たちが今年1年で感じた驚きと感動をみなさんにもお届けできれば幸いです。